8月3日
“スマトラ・タイガー・ピーベリー(マンデリン)”で【スマトラ式】という精製方法に触れてみました。
(ちょいとマニアックなとこから書いてしまったのですが…^^;)
コーヒー豆の精製にはあと3パターンあって、今日はその中の【ウォッシュド】について書いてみようと思います。
【ウォッシュド】またはフルウォッシュド・水洗式
名前通り、水を使います。
土地柄、もともと水源が豊富な地域の精製方法で、例えば、コロンビア・ケニア・グァテマラ・ニカラグアなどなど、、、
しかし、近年ではどの国も灌漑設備が整ってきていて、ポピュラーな精製方法になってきています。
コーヒーは国の経済を支える農産物の上位に入りますからそりゃチカラ注ぎますよね!
精製の流れ
収穫したコーヒーチェリーを水槽に入れて、浮いてきた未熟なコーヒーチェリーや、沈殿した木くず・石コロなどの異物を取り除きます。
ふやけた実の部分を“パルパー”と言われる果肉除去機にかけ“パーチメント”にします。
パルパー
右側がパーチメント
左側はパーチメントを剥いた生豆
(シルバースキン付き)
次に微生物のいる発酵槽にパーチメントを入れ、パーチメントの周りに付いているヌメリ(ミューシレージと言います。)を分解させます。
発酵槽
*分解に必要な時間は、半日程度。
「しっかり分解!」したいところですが、漬け過ぎはかえって悪影響になったりします。
この工程は香味にかなりの影響が出ますので慎重に!
ミューシレージが取れたら水洗いをして天日乾燥、場合によっては乾燥機やドライヤーを使います。
天日乾燥中♪
乾燥機(これはドラム式)
【ウォッシュド】は豆の質が少し固くなります。
「キレイに澄んだ味」になるのも人気の一つで【ウォッシュド】に切り替えていく農園が増えてきています。
COMPASS COFFEE (コンパスコーヒー)